国の宝である登呂遺跡。その価値と意義を
はるか先の未来まで伝えていくための博物館
登呂博物館は、昭和30年(1955年)に開館した「静岡考古館」を前身として昭和47年(1972年)に開館しました。現在の建物は平成18年(2006年)〜23年(2011年)にかけて行われた登呂遺跡再整備工事に伴って平成22年(2010年)に全面リニューアルオープンしたものです。
基本理念
平成22年(2010年)のリニューアルに際し策定された「建替基本構想」(平成18年3月)では次のとおり基本理念が定められました。
基本方針
登呂遺跡は、特別史跡として貴重な国家的文化遺産であり、静岡市を代表する文化的シンボルであります。新たな博物館は、この登呂遺跡と一体化した遺跡博物館になることを目指し、登呂遺跡の保存と後世への継承、有意義で幅広い活用に努めます。
また、登呂遺跡の発掘調査によって明らかにされた稲作農耕文化とその発掘調査がもたらした意義を博物館活動の中心テーマに据え、博物館の内外でさまざまな活動を展開します。そして、登呂遺跡が伝える歴史や文化あるいは地域について、豊かな実感を持って学ぶことができる場となり、人々の活気にあふれる集いと温もりのある交流を生み出していく役割を果たします。
役割と使命
- 登呂遺跡と一体化した遺跡博物館
- 稲作農耕文化に関する調査・研究の拠点
- 登呂遺跡の発掘調査がもたらした意義の継承
- 情報の収集と発信、ネットワーク化の推進
- 楽しく・豊かに・実感できる学びの創出
- 学校教育との連携・生涯学習への支援
- 「登呂学」の創造を通じた集いと交流の促進
より詳しい内容については、館報をご覧ください。